｢アメリカン・ハッスル｣を見てきました。
舞台はアメリカ1970年ニューヨークを舞台に実際の有名な汚職スキャンダル「アブスキャム事件」が題材となっています。
主人公アーヴィンは、バットマンを演じた、“クリスチャン・ベール”、クリーニング店を経営の傍ら、贋作絵画の販売と高額融資話で多額の手数料をだまし取る詐欺師。欝で情緒不安定な妻ロザリン（ジェニファー・ローレン）と一人の息子の家庭を持ちながら、ビジネスパートナーでスマートで妖艶な女性のシドニー（エイミー・アダムス）と恋に落ち、公私ともにパートナーとなり荒稼ぎを始める。
その後FBIのおとり捜査にうっかり逮捕されたが、捜査に協力することで、無罪放免になる取引に応じることとなる…。上昇欲の強い捜査官リッチーに振り回されながらマフィアと政治家を架空のアラブ人資産家をでっち上げ、市長を巻き込み巨大なカジノ建設をめぐり利権の奪い合いと命のリスクを負うこととなっていく。
マフィアの長大物役でロバートデニーロも顔を見せた。終始強烈な個性をもつ俳優達、嘘が嘘を呼び、次第に偽りの自分を背負う重みと自分で自身にかけた嘘が自らを苦しめ始める…。
最後までハラハラ、ドキドキで、どっぷり世界に浸ることができた映画だった。
欲に駆られ高揚して張り詰めた糸のような緊迫感に迫られた人間が冷静さを失い、目の前におかれた欲に理性を失う部分に緊張しながら見入ってしまった…。
上映開始10分遅れで入ったけれどお客は2人だったのは、さみしかった。
コーラにポップコーンもおいしかったし、嫁さんも終わった後、ニコニコしていたから面白かったようでよかった。
女性はこういった人間関係ドロドロ好きかもね。